この会社が資本市場の未来を切り拓く | 世界一熱い投資会社の日記(β版)

この会社が資本市場の未来を切り拓く

ソフトバンクという会社は不思議な会社だと思う。

当初はソフトウェア流通の会社だったのに、
気づけばインターネット業界の旗手になっていて、
そしてさらに気づけば総合通信サービス会社になろうとしている。

これだけ脱皮をしている会社も珍しい。

しかもその脱皮の過程においては、
必ず資本市場で従来の日本の資本市場が行ったことがないようなことをしている。
(社債発行やらなにやら)

ただ、ここ数年は他のネット系ベンチャーの影に隠れて
それほど大胆なことはやっていなかった感はあったのだが、
(SBIのキレイな分離というのはあるけれど。。。)
やはりボーダフォン買収におけるLBOスキームは
まさにソフトバンクという会社の真骨頂という感じがする。

これだけ大型のLBOは日本の資本市場では例がなく、
非常に注目できる。
しかも、買収対象が生み出す将来のFCFは
通信キャリアであり、よほどのことが無い限りは読みやすい。

まさにLBOにうってつけの案件ではないかと思う。

本体での買収ではあるのだが、
その財務的リスクの切り離し方については
非常に美しいなと思った。

こういった事例を作ってくれる会社がいるからこそ
資本市場はより成長ができるのであるのだと思う。

これは投資対象としてのソフトバンクという観点ではなく、
純粋に資本市場全体を考えたときに思う感想である。
(私の投資対象としての話とはまた別)

※投資、投機は自己責任でお願いします。