人材紹介会社の功罪 | 世界一熱い投資会社の日記(β版)

人材紹介会社の功罪

最近、人材紹介会社も利用して
とある職種を募集しているのだが
人材紹介会社の担当者によっては
こちらのオーダーしている人材とは
まったく違うスペックの人を紹介してくる。

たしかに彼らは人材を紹介して採用されれば
手数料が入ってくるので
抱えている人材に極力機会を与えて
どれか一つでも引っかかればそれでよいのかもしれない。

しかし、人事というのはそういうものではないと思う。

人を雇う、どこかに勤めるというのは
その人の人生において
多くの時間を費やすということであって、
しかもその後の人生をも左右する
雇う側、雇われる側双方にとって
非常に重要な決断なのだと思う。

雇う側にとってはその人のそれ以降の人生に対して
責任を持つということであり、
雇われる側にとっても、
その先の人生をどう生きていくのかということを
決断することになるのだと思う。

だからこそ、そこに関連した仕事をする人は
人の人生を左右するのだという意識をもって
真剣に誠実に仕事をする責務があると思うし、
それが職業倫理だと思う。

最近、人事をしている人も、
人材紹介会社の人も、
そういった意識に欠けている人が多いと感じる。

たしかに人材紹介会社ができたことによって
人材と企業を結びつける手段が一つ増えたことになるけど、
そこだけに頼りすぎることは、
逆に人材紹介会社だけが利益を得て、
企業、人材双方が不利益を被るということも出てくるのだと思う。

だからこそ職業倫理感をきちんと持った
人材紹介会社の担当とだけを仕事をすればよいのだと
最近は思っている。
(なかなかいないのだが)