決断力 | 世界一熱い投資会社の日記(β版)

決断力

ひさびさにちゃんと本を読みました。

決断力
著:羽生善治 刊:角川oneテーマ21

その内容は将棋という世界を通じて、
意外とIT化が進んだ先の世界観を垣間見せています。

情報に対して誰もが容易にアクセスできる環境においては、
その情報に対してはの価値は低くなり、
その情報をいかに分析したり、活用して
新しい情報や価値を生み出すのか
ということが重要になってくるのだと読み取りました。

将棋の世界においても、
さっきの棋譜がすぐにインターネットを通じて広まってしまう中で
その棋譜の情報を持っていることには価値は低く、
ある程度のレベルまではすぐにいけるが、
その先を目指して、強くなるためには、
その棋譜情報を使って、いかに新しい手を考えつくのか
ということが重要となるようである。

まさに情報を集めることから
活用することにどの世界でも移行しているのである。

情報を利用して、仮説をたて、
実行し、検証する能力こそが
これからの時代に求められるスキルであると
この本を通じて改めて感じた。