未公開株投資 | 世界一熱い投資会社の日記(β版)

未公開株投資

今日、未公開株投資の話を持ちかけた詐欺の容疑で逮捕者が出たようだ。

未公開株投資の話だけでなく、
こういった儲け話にだまされて
その被害額が数億~数百億円になっている
ケースが毎年何件かある。

その都度思うのだが、
なんで儲け話に簡単に乗ってしまうのだろうか
ということだ。

そもそもどんな世の中にも、
他人に儲け話を教えるくらいなら、
自分でその儲け話に乗って大もうけをする
人が正常な人間だと思う。

他人に儲け話を教えるというのは、
その儲け話以上に教える人側にメリット
(たとえば儲け話で利益供与する代わりに、
 お金には変えられない便宜を図ってもらうなど)
がなければ成立しないと思う。

だからこそ、他人から教えてもらう儲け話には乗ってはいけないのである。

自分の大事な財産を他人からのちょっとした情報に提供してしまう
というのは本当に脇が甘いとしかいいようがない。

自分で汗して築き上げた財産だからこそ、
自分で勉強をして、意思を持って投資をするべきである。

未公開株投資のプロフェッショナルである
ベンチャーキャピタルですら、
1,000社の会社をスクリーニングして、
100社の会社を訪問して、
10社弱に投資をして、
そのうちの1~2社が株式公開をすればいい
という世界である。
(成績がいい上場直前のベンチャー企業に投資をしている
 銀行系VCでも投資先企業の3割が公開すればよく、
 高いリターンを得ている会社の初期段階に投資しているVCは
 投資先企業の20社に1~2社が公開するくらいの割合なのである。)

そんな世界だからこそ、
自分で投資先に入って企業価値を向上できる人でなければ
未公開株式投資はするべきではないのである。